情報音楽コースでは、以前からオープン・イノベーションの一環として、音楽を使った様々な取り組みを行っております。
特に電子楽器やコンピュータには電力が必要です。電力がないと我々は何もできないことを、東日本大震災の際の計画停電で痛感しました。それをきっかけに、芸術表現に必要な電力をいかに賄うか、山中などのコンセントのない場所でプロジェクトを行うことで、電力に依存しない音楽の活用法を実現してまいりました。また、音自体もエネルギーですので、発せられる音を再度エネルギーに変換することも実践しております。音も含めた様々な振動をエネルギーに変換する、高校までの物理や理科で学んだことを音楽で実践しています。
音楽は我々人類の歴史とともに歩んできた芸術です。つまり、音楽は人間そのものです。SDGsを達成するためには、科学技術や政治、産業だけでなく、音楽の利用も当然のことながら必要だと思いませんか?
理工学部、JAXA連携。宇宙でのエンターテインメントの可能性を研究。人工衛星を楽器に!
文理学部国文学科連携。紙を使わないデジタルかるた。万葉集の和歌をボカロが歌う。令和元年ならではです!
石川県小松市連携。九谷焼とのオープンイノベーションによる楽器制作。美しいものは美しい音がするとうことを実感できた瞬間でした。
新潟県大地の芸術祭連携。地産地消、地元の野菜を楽器にして演奏する。食べるための野菜に演奏する楽しみを付ける価値創生。
ニコニコ超会議連携。調理する際にはエネルギーが必要ですが、調理の際に発する音を利用して音楽を生成します。消えていくエネルギーを音楽に変換しました。
写真学科鳥海クラス連携。写真学科学生が撮影した写真をチロルチョコの包み紙に。さて、この包み紙はゴミでしょうか、それとも作品でしょうか。
日藝百周年記念連携。植物の光合成のエネルギーを省電力モニタに変換する試み。ほとんどだめでした。植物は省エネであることがわかりました。
グランメゾン連携。昆虫食ブームと言われていますが、情報音楽コースでは昔から録音に利用した昆虫をおいしくいただいておりました。
西武鉄道連携。使われなくなり人目に触れないピアノを再び人前に披露。盛り上がりすぎて怒られました。
モデルナ職域接種連携。自転車に発電機をつけ、シンセとアコーステックのライブ。接種後に生演奏を聴きながら待機時間を過ごす生命力みなぎる取り組みでした。
図書館司書課程連携。図書館で廃棄処分になった本を使い、組み合わせによって新たな価値を作る。廃棄本から新な歌詞を。
会津大学音響学会連携。温泉と同等の効果が得られるハイサンプリング音楽の研究。温泉のほうが気持ちが良いことがわかりました。
十日町連携。MYParkプロデュース。金色の衣装から発せられる光で棚田の稲を光合成させる。
石川県小松市連携。小松市の石切り場をライブ会場に。天然の残響を楽しみます。夏場のロケでしたが、撮影はとても涼しく、エコでした。
Makers連携。古着を電子楽器に。リサイクルに付加価値を。どんな衣装にも着けられるウェアラブルシンセサイザーです。