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日芸情報音楽コースは、日本大学の教育理念「自主創造」の構成要素である「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」をベースに、Sustainable Creativity(自主創造)を教育理念として、音楽を中心とした新たな芸術表現や芸術体験の創造を目指しています。

情報音楽コースでは次の3つの内面的資質を大切にしています。

        1. Passion (自ら学ぶ)

        2. Motivation (自ら考える)

        3. Action (自ら道をひらく)

​学生のこの3つの資質を大切にしながら、一人ひとりの個性を磨き、それぞれの多様な個性を重ねることによって、アート・エンターテインメント分野で成功できる持続可能な創造力を持った人間を育成しています。

​ただ、このような基本理念よりも、情報音楽コースが一番大切にしているのは、やっぱり、みんなの「笑顔」です。笑顔の先にある未来を目指しましょう。

Story

情報音楽コースは1989年に作曲理論コース内に設立され、その後、1995年に情報音楽コースとして独立しました。そう、Windows95が発売され、その後のインターネット社会とともに、情報音楽コースはデジタル技術による音楽制作の先端を駆け抜けています。

設立当時は日本国内はバブル崩壊後の真っ只中。企業から廃棄コンピュータを集め、体育館裏でプログラミングやDTMに没頭する日々。教科書や参考書も無い中、自分たちでテキストを印刷製本したり、CD-ROMをひたすら焼いたり、シンセサイザーを制御するためのMIDIインターフェースを自作したりしていましたが、学生や教員の目には未来だけが見えていました。当時の所沢校舎にはスタジオがなかったため、体育館裏の地下ダクトエリアを使用し、エコールームとして音楽録音を行ったり、今のようにWiFiなどはもちろんありませんので、ビニール傘の骨をアンテナとして通信を行っていました。また、SNSなど無い時代でしたので、ポスター研究会を立ち上げ、音楽業界の人たちと日々、情報交換会を行なっていました。コンピュータ音楽への世間の理解が全く無い中、数々の偏見や弾圧を乗り越えて、情報音楽コースはサランラップのようにしなやかに、透明で強固なものとなりました。

今では当たり前となったコンピュータでの音楽制作ですが、情報音楽コースでは、その基礎となる音響信号処理やプログラミングの学習を通じて、アプリでは表現できない個性豊かな音楽表現を目指しています。また、ライブパフォーマンスやインスタレーション、メディアアート、アプリ開発、放送配信技術など、音楽制作だけでなく、音楽を人に伝える方法や、音楽をどのように感じているのか、どんな音楽が好まれるのかなど、音楽心理やマーケティング、ブランディングなどの内容も学習します。これらの学びに加え、映像やデザインなどの他学科領域の学習を総合的に活用し、学内外でのプロジェクトに参加することによって、成功体験、時には失敗体験を積んでいきます。

​卒業後は、アーティスト、音楽業界、イベント、ゲーム、放送、広告、IT、研究者など、学生時代の学びを活かして最先端の現場で日々活躍しています。

このように、「今学習していることが10年後のスタンダード」という姿勢は、情報音楽コースが始まった平成元年の時から全く変わりなく引き継がれています。

​さあ、我々と一緒にエンターテインメントの未来を創っていきましょう。

Educators

我々はプロのアーティストであったり、研究者であったり、エンジニアであったりしますが、大学での我々はEducatorです。みなさんに表現方法や技術を教えることよりも、自分で何かを生み出す力を育てることを重視しています。もちろん基本的なことは授業で扱いますが、表現とは一人ひとり違うものです。それぞれの学生の表現活動を最大限に支援していく教育を行っています。

また、実践的授業においては、それぞれの個性や能力を集団の中でどのように活かしていくかという、協働体制での授業も展開ししています。個を統一、あるいは画一化するのではなく、多様な個性をコミュニケーションによってつなげる学習環境を構築しています。

このように我々はあらゆる授業において、学生のSustainable Creativityを育てています。我々教員は、学生の個性を活かして能力を育てる、つまり、それぞれの学生の未来を創造するクリエイターなのです。

©日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コース

​このホームページは再生データを利用したクラウド環境にやさしい設計になっております。

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