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情報音楽コースではオープン・イノベーションの一環として、音楽を使った様々な取り組みも行っております。音楽制作だけではなく、社会問題や環境問題にもアクセスし、音楽やアートをエンターテインメント領域だけに留めず、人間社会の様々な場面に応用していく活動をおこなっています。

たとえばエネルギー問題。電力がないと我々は何もできないことを、東日本大震災の際の計画停電で実感しました。それをきっかけに、芸術表現に必要な電力をいかに賄うか、山中や海外の秘境などのコンセントのない場所でのプロジェクトによって、電力に依存しない音楽の活用法も研究しました。

また、地球環境問題においては、我々が活用する楽器の重要な材料である木材にフォーカスし、森林循環などのテーマにも音楽でアプローチしています。

音楽は我々人類の歴史とともに歩んできた芸術です。つまり、音楽は人間そのものです。なぜなら、音楽は最も心を使う活動だからです。モノやコト、経済、政治など、様々な事象がありますが、音楽はそれら全てにアクセスすることが可能です。人間のあらゆる事象を音楽で考えることは、人間の未来を考えることと同じなのです。

​​このように、世の中の問題や複雑なことは全て音楽で解決できるという強い信念のもと、日々、学生とともに活動しています。世の中の問題を解決するには、その背景を理解することが必要であり、その背景とは文化や歴史です。言葉、宗教、食、そして音楽は文化に根付いたものですので、我々は音楽によって社会問題の本質にアプローチします。

地球にはさまざまなエネルギーがありますが、なにより人間の心のエネルギーこそが一番大切なのではないでしょうか。

©日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コース

​このホームページは再生データを利用したクラウド環境にやさしい設計になっております。

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