1989年にスタートした情報音楽コースは4月で35周年を迎えます。
クラシック音楽を専門とする音楽学科で異端のコースとして始まったこのコースは、開設当時は体育館の裏でパソコンをコソコソといじりながら、やがてくるデジタル時代に向けて精進する日々が続きました。エレキギターを持っているだけで人生の落伍者というレッテルを貼られたり、ピアスや金髪にしているだけで迫害されたりという時代でしたが、先輩方はその逆境に負けず今の多様性の時代を作ってきました。35年間の学生と教員の努力により、現在ではエンターテインメント産業に多くの人材を送り込むコースになっています。
この4月からは、日本のアイドル楽曲を支えてきた作編曲家の若田部誠氏、SDGsアーティストの上村さや香氏の2名の新たなエデュケーターを加え、世の中に貢献できる人材の育成に励んでいきたいと思います。
音楽は人間の心そのものです。情報音楽コースは、音楽で情けを報い、これからも日本の心を作りあげてまります。
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